ゲームスマホ依存&思春期 子育ての備忘録

我が家だけじゃないと思います。自分の記録がどなたかのお役に立てれば...

子どもとスマホルールはどう決めたらいいのか?

「子どものスマホ問題はルール決めで解決します」

教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんの本を拝読しました。

 

 

books.shufunotomo.co.jp

 

AMAZONでも本のレビュー評価4.6。

 

 

東洋経済オンライン連載が1億1千万PV突破の

教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんの

"子どものスマホ問題"に関する初めての著書だそうです。

 

 

というのも、

我が家もお兄ちゃんにスマホを持たせたのが小5。

もちろんその時考えてルールを作りましたが、

時間制限、パスコード、見事に破られていきました...

 

 

小学高学年の下の子がスマホが欲しいというし、

そろそろかな...と親も思っています。

 

 

しかし、長子と同じ過ちを犯してはいけない。

初めが肝心と思ったため、改めてスマホルールを

親が学んでいこうと思っています。

 

 

先に結論をお伝えすると、

子どもとスマホルール作りは、

子ども意見をまず先に聞いて、

親の意見も擦り合わせながら

感情的にならずに作っていく。

 

 

著書では、

スマホを持たせた親のよくある実例を入れた悩みと解釈が記載されていて

とても参考になりました。

 

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下記、著書の内容で印象に残ったところを中心に備忘録。

 

 

子どもにスマホやゲームを持たせると、

親から「うちの子スマホばかりで、勉強しないんです」という悩みは多数。

 

 

でも、実は、20年前とスマホのある今は、子どもの学力は実は変わっていない。

悩みの本質は、スマホやゲームではなく、親の感情的問題であることも。

 

 

一方、スマホを持たせることで、成績が上がったり

学びへの関心が高まるケースも多数あるとか。

 

 

ここで問題となるのが、家庭内でのスマホルール作り

 

 

これが、多くの家庭でかなりゆるかったり甘いものになっている。

ルールとして機能していない。

 

 

ちなみに、子どもにスマホにいつから持たせたらいいのか?

 

 

著書では、

子どもが持ちたいと言ったタイミング。

 

 

その持ちたいという意思を尊重することは、

子どもは自分が尊重されていると思い、親のことも尊重する。

 

 

一般論として、今はいつまでもスマホを持たせないほうが難しい。

重要な社交性を育むツールにもなっている。

 

 

そして、子どもが勉強しないという愚痴は、100年前からあること。

昔の寺子屋でも勉強しない子はしない...

 

 

スマホは本当に原因か?

 

 

スマホに関係なく自主的に勉強するのは、1-2割。

 

 

昔から勉強しない子はしない。

勉強より、スマホが楽しいから単純にそちらをやる。

 

 

おっしゃる通りかなと、思います。

 

 

そこで、テストでいい点を取るためのたった一つの方法が

紹介されてました。

 

 

それは、

 

テスト前に集中して勉強

-定期考査の10日-1週間前に猛烈にやる

-平日4時間、土日は10時間勉強

 

1年の52回ある土日を中間期末テストの期間5回を

めちゃくちゃ勉強すれば人生変わる。

 

と、子どもに声掛けすると前向きになる子も多いとか。

 

 

確かにそのやり方も、子どもが選べばありかなとは思いました。

 

 

家庭でのルールも、あなたの自由と言いながら、

自由にさせてない親の態度が問題。

テスト1週間前だからと勝手にスマホ取り上げたりすることが返って悪影響。

 

 

ちなみに、これまで散々勉強しなさいと言ってきたら、

子どもに勉強のことを一切言わない。

親が気持ちを吹っ切って諦める。

親が今の暮らしをのびのび楽しむ。

 

 

これまで勉強しなさい言ってきて、それが正しいなら

すでに状況は変わっているはずだからと。

 

 

ほんとその通り。勉強だけでなく、あれこれ言っても子どもは、

やらないものはやらない...

 

 

 

では、大切なスマホ利用のルール作り。

どしたらいいのか?

 

 

【基本姿勢】

親は、子どもがどうやったら安全にスマホを使えるかという目線。

まずは子どもの意見を聞く。

 

例えば、無制限とか言ったら、「ダメ!」というのではない。

子どもは二度と意見を言おうとしなくなる。

命令する人は、信頼も尊敬もしない。

 

そうではなくて、「どうしてそう思ったの?」と聞く。

 

 

【ルール作りのポイント】

子どもの意見を聞く。

その上で親の気持ちを伝えて話し合う。

ルールを守れない時のペナルティを決める。

問題がある場合は、ルールを見直せるようにする。

ルールを決めたら、生活態度について否定的なことは言わず見守る。

 

 

ルールを決める時、まずは子どもの意見を聞くと、

無制限とか緩いことを言う可能性があるけど、

頭ごなしに否定しないで、受け止める。

その上で、親として譲れないことを伝えていく。

どちらの意見を擦り合わせながら第3の案を感情的にならず丁寧に作っていく。

 

 

注意点は、

感情的になったら一回ストップ。

動画を撮っておくのもいい。

 

 

ルールがうやむやで、

ペナルティーを実行しないというのは、親の方が約束を破っている。

親が子どもにコントロールされている状態にもなっている。

 

 

ペナルティーも1回破ったくらいで、いきなり没収の重い罰ではなく、

ペナルティーも徐々に重くしていく。

 

 

子どもの気持ちを聞いた方が親も楽。

逆にルールを緩めると、自分の意見を聞いてもらえたと思って信頼安心できる。

 

 

こちらの本でのルールぎめの事例として、

中2。平日5-6時間、休日は10時間近く動画やゲーム。

自宅での勉強はほぼゼロ。

 

 

朝は起きれないし、

フィルタリングは、裏技ですり抜けたり、

時間制限のペナルティーも親が把握しきれずうやむや...

言ったような中2のお子さんのルール決めでうまくいった事例も

書かれていて参考になりました。

 

 

実は、こう言ったルールを話し合って作ることは、

とびきりの家庭教育になるとのこと。

 

 

ゲーム問題を解決するのは、

親がイライラしないこと。

 

 

親が子どもに向ける時間を減らし、自分に目を向けること。

子どもは変えられないけど、自分の行動は変えられる

子どもに幸せになって欲しいと思いが強すぎて、

近視眼的になっている。

 

 

子どもに勉強させたいのなら、いい気分にさせる。

欠点ばかりを指摘しても伸びない。

長所を伸ばしてやると欠点を克服しようとしていく。

 

 

スマホを持たせても、ゲームはなるべくやらず勉強しないでねと

言うと逆をいく。

それよりもルールを決めて、その中で楽しんでねというと

勉強に触れなくてもやるようになる。

そもそも、子どもは勉強しなくはいけないことは知っているから。

 

 

と、こう言った本を何冊か読んでみると、

結局大切なエッセンスは同じで、

 

 

子どもの話をよく聞く。

親は、自分が楽しいことをする。

長所に目を向ける。

 

 

そして、上記3つは

自分が意識して行動すればできること。

 

 

さて、今週はおしゃれな美容院に行って髪の毛切りに行ったり、

行きたかったお店に立ち寄ってみよう笑

 

 

改めて、自分は子どもと距離感が近いし、毒親だったかもなーーと

思うところもあります。

 

 

でも、今気づいてよかったし、お兄ちゃんのゲームスマホ依存問題から

たくさん気付けることがあって、自分を振り返ることができています。

子どもから教えてもらっているのかな。